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スクラムとは ? 特徴・プロセス概要・メリットとデメリット簡単に解説

本ページではアジャイル開発の中でもっとも使われているスクラムを説明します。今回はスクラムについて、その概要、実際の流れと特徴、メリット・デメリットを解説していきます。

 2021年01月12日

本ページではアジャイル開発の中でもっとも使われているスクラムを説明します。今回はスクラムについて、その概要、実際の流れと特徴、メリット・デメリットを解説していきます。

本ページではアジャイル開発の中でもっとも使われているスクラムを説明します。今回はスクラムについて、その概要、実際の流れと特徴、メリット・デメリットを解説していきます。

 

1.スクラムとは


スクラムとは、反復増加型ソフトウェア開発チームに適用するプロジェクト管理フレームワークです。

もともとはソフトウェア開発プロジェクトを成功させる仕組みですが、技術的な要素は取り除かれ、多くのチーム作業に共通して適用できる要素だけが残りました。そのため、ソフトウェア開発以外のチームにも適用できるのが特徴です。

 

2.スクラムの特徴


スクラムは、単純化すると以下の5つの特徴を持ちます。

  • 反復増加型のソフトウェア開発プロジェクトを管理するためのフレームワークです。
  • 開発技術を必要とする活動はありません。
  • 反復期間内に開発する機能は、反復ごとに決定されます。
  • 反復期間中、チームは外部(顧客やビジネスサイド)からの干渉を全く受けません。
  • プロジェクト管理の権限はチームに委譲され、開発手法や利用技術もチームが決定します。

 

3.スクラムのプロセス概要


スクラムのプロセスは、スプリントと呼ばれる反復期間を繰り返すことで増加的に機能を開発します。

スプリントでは、以下に挙げるスクラムイベントが実施されます。

3.1. スプリントプランニング

プロダクトオーナーと開発チームは、全体のプロダクトバックログ(実装予定機能の一覧)の中からスプリント(反復期間)で実装する機能を決定します。

選定された機能一覧をスプリントバックログといいます。

3.2.デイリースクラム

決まった時刻に開発チームは短時間のミーティングを実施します。

開発の進行状況や課題などを共有し一日の仕事の進め方を決定します。

3.3. スプリントレビュー:

スプリントの最後にステークホルダーに対して開発した機能をデモンストレーションします。ステークホルダーからフィードバックを受けます。

レビューの結果がOKの機能はリリースされますが、NGの場合には次回以降のスプリントにリリースは持ち越されます。

3.4.スプリントレトロスペクティブ:

スプリントレビューの終了後、スクラムチームは今回のスプリントのふりかえりを実施します。

レトロスペクティブとは「ふりかえり」のことです。次のスプリントの改善計画を行います。

 

4. スクラムにおける役割


スクラムチームは以下の3つの役割で構成されます。

プロダクトオーナー(PO)

プロダクトオーナーはソフトウェアの価値を最大にすることに責任を持ちます。

  • プロダクトバックログを優先順位順に並べ(並び替え)ます。
  • 開発チームに対して次に開発する機能を示し、開発の動機づけを行います。

スクラムマスター(SM)

スクラムチームの価値を最大にする役割があります。

  • 開発チームがスクラムイベントを理解し、スプリントを円滑に回すことに責任を持ちます。
  • プロダクトオーナーに対して開発チームの現状を説明し理解を得ます。
  • ステークホルダーに開発プロセスの実態や狙いを説明し理解を得ます。
  • スプリントバックログの開発に寄与しない活動がないか監督し改善に寄与します。

開発チーム

スプリントごとにソフトウェアを提供することに責任を持ちます。

  • 開発チームは実際に動作するソフトウェアを開発します。
    (リリースの可否はスプリントレビューで判断されます。リリース判断可能な状態にすることに責任を持ちます)
  • 開発プロセスや開発手法の新たな採用や、改善の方法を決定します。
  • 開発チームの人数は7±2人が望ましいとされています。

 

5.スクラムのメリットとデメリット


メリット

・常に日々のミーティングで仕事の方向性を確認・修正しているため、進捗状況を正確に把握できチームのタスクをスケジュール通りに進めやすい。

・スプリントは期間が短めで成果物はスプリントの度にフィードバックを受けるため、仕様変更に対応しやすい。

・各開発チーム・メンバーが開発できる量をスプリントごとに確認しているため、次回以降のスプリントでより正確にスケジュールの見積もりを行うことができる。また、開発チーム・メンバーの能力を把握することで生産性も改善しやすい。

デメリット

仕様変更が容易なため、スコープクリープ(プロジェクトの範囲が肥大化すること)を引き起こすことがある。

・スプリントは期間が短いため、チームメンバーに初心者がいる場合、スケジュール通りに開発を進めづらくなる。

・開発中にチームメンバーから離脱者がでると、プロジェクトの進捗に大きな影響が出ることがある。

・各スプリントの後に回帰テストを実施する仕組みが無いと、品質を保つのが難しくなる。

 

6.スクラムの今後のニーズ


システム開発のプロジェクトは、どうマネジメントするかが重要になります。効率的にプロジェクトを進めていくために、最適な開発方法を選択する必要があります。ソフトウェアの開発手法は無数に存在しますが、優劣は無く開発するシステムの特徴などによりどれが適切か判断する必要があります。各ソフトウェア開発の長所と短所を理解することが大事です。

そして、今回紹介した「スクラム開発」はその特徴から、仕様変更が頻発することが予想されるプロジェクトに採用されていくことになるでしょう。仕様変更の要望に対応しやすいという特徴があるため、市場のニーズが変化しやすい業界や、仕様変更できることに重点を置く企業などに好まれる開発手法になります。

 

7.まとめ


「スクラム」はアジャイル開発の一つです。スクラム開発は、仕様変更がしやすく、注意点はありますが基本的にはスケジュール通りにタスクを進めやすい、という特徴があります。スクラム開発のメリットを最大限に生かすためには、その仕組み・特徴を理解して運用することが大事です。

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